
株式会社Jitera
人事 根岸様

システム開発の自動化を手がける株式会社Jiteraは、全国に従業員が分散するフルリモート体制の中で「出張手配の属人化」や「出張状況・コストの把握が難しい」といった課題を抱えていました。各自での宿泊・交通手配や経費精算が業務負担となるなか、出張管理の一元化を目的にTsugiTsugiを導入。結果、手配の効率化と精算業務の簡素化により、従業員の負担が大幅に軽減されました。本記事では、同社人事担当の根岸様に導入の背景や効果、活用の工夫について詳しく伺いました。
Before
- 出張手配が各従業員に任されており、全体の出張状況やコストの把握が困難だった
- 経費精算業務が煩雑で、経理担当にも負担がかかっていた
- 宿泊施設の手配が従業員にとって負担になっていた
After
- 出張の手配とコストの管理がしやすくなり、管理の透明性が上がった
- 立替精算が不要となり、経理と従業員双方の負担が大幅に軽減された
- 直感的で簡単な操作性から、従業員が自立的に活用できる仕組みが整った
専任人事不在で出張手配が属人化、出張の全体把握が課題だった
‐貴社の事業内容と、根岸様のご担当業務について教えてください。
根岸様:弊社は、システム開発・ソフトウェア開発の自動化を支援しています。開発AIエージェント「Jitera」は、AIを活用してシステム開発の全工程を効率化するプラットフォームで、エンタープライズクラスのお客様を中心に取引を拡大しています。現在は日本とシンガポールに拠点を置いていますが、グローバル展開を視野に、より一層世界に目をむけていく予定です。そのなかで私は人事として採用や労務管理などを担当する一方、総務やコーポレートITも兼務しています。少数精鋭の組織ということもあり、幅広い業務に携わっています。
‐TsugiTsugiを導入する前は、出張に関してどのような課題がありましたか?
根岸様:社内には専属の総務担当がいないので、出張手配は各従業員に任せていました。そのため出張の全体像を把握することが難しく、コスト管理も煩雑でした。従業員にとっても、航空券やホテルを手配する手間は大きな負担だったと思います。特に近年はインバウンドの影響もあり、都内の宿泊施設の予約が難しく、出張のたびに苦労していました。
‐具体的にどのような課題がありましたか?
根岸様:大きく3つあります。
1つ目は出張費用の把握です。先ほども伝えたように従業員ごとにバラバラと予約・精算をしていたため、全体の出張コストを把握できず予算管理も煩雑でした。マネジメントの視点でいうと「誰が、いつ、どこに、何の目的で」出張しているのかを把握できず、出張管理の面で課題を感じていました。
2つ目は経費精算の手間です。従業員が個別に経費精算を行っていたため、経理担当者にとっても業務効率が低下していました。そのため、作業コストの削減が課題となっていました。
3つ目は宿泊手配の手間です。インバウンドの影響で予約が取りづらい状況が続いていることもあり、従業員から「宿泊先を探すのが大変」という声が上がっていました。宿泊先を簡単に手配できる手段があれば便利だと感じていました。

導入の決め手は「コスパ」と「手軽さ」スタートアップにも最適なTsugiTsugi
–TsugiTsugiの導入を検討したきっかけを教えてください。
根岸様:きっかけは、東急リゾーツ&ステイ様のシステム開発に携わったことです。そこで東急の担当者様がTsugiTsugiを紹介してくださり、東急が運営しているなら安心して利用できると思い、すぐに意思決定をしました。また、弊社はフルリモートワークのため地方に在住している従業員が多くいます。そのため、出張のたびに発生するホテル探しの手間を減らしながら、出張の宿泊費を抑えられるというイメージがすぐにわきましたね。
–意思決定の際に特に決め手となった点を教えていただけますか?
根岸様:TsugiTsugiの価格帯や導入のしやすさは弊社のようなスタートアップにとっては魅力的で、大きな決め手になりました。また、導入プロセスは非常にスムーズで、TsugiTsugiをご紹介いただいてから、すぐに導入、利用開始へと進みました。
–導入前に準備したことはありましたか?
根岸様:出張が多い営業メンバー主催で説明会を開催しました。説明会では、実際にTsugiTsugiを触りながらレクチャーを行い、細かな機能説明や利用方法を共有しました。UIが直感的で、機能もシンプルなので一度説明すればすぐに使いこなすことができ、社内からの問い合わせもほとんどありませんでした。従業員が自律的に使いこなせる操作性の高さはとても助かっています。
バラバラだった出張手配を一元化、必要最低限の機能で使いやすさを重視
–TsugiTsugi導入後、どのような変化がありましたか?
根岸様:出張手配が格段に楽になりました。弊社の出張の主な目的は東京のクライアントへの訪問や、都内での展示会出展です。以前は各従業員が宿泊施設を手配していたので、出張コストの全体像を把握しづらかったのですが、TsugiTsugi導入後は、プラットフォーム上で一括して手配と管理ができるようになったため、コストと出張管理を可視化できるようになりました。
–従業員の反応はいかがでしたか?
根岸様:従業員からも好評です。複数のサイトから予約可能なホテルを探すという工程が、出張のたびに負担になっていましたが、それらの手間が大幅に削減され、従業員の負担軽減につながりました。
–コスト面での効果は実感されていますか?
根岸様:出張費のモニタリングはこれからですが、個別に予約するよりもTsugiTsugiを利用した方が安い印象はあります。体感としてはコストメリットが出ていると感じています。
経費精算に関しても、以前は従業員が立替払いを行い、後から精算するという流れでしたが、立替精算する必要もなくなり、従業員の負担が軽減されたことはもちろん、経理担当者にとっても大きな業務の効率化になっています。
–TsugiTsugiの使い勝手はいかがですか?
根岸様:非常にシンプルで使いやすいです。他のOTA(オンライン旅行予約サイト)のように、過剰な機能や複雑な検索条件がなく、最速で最適な宿泊施設を見つけられる点が気に入っています。弊社のようなビジネスユースの場合は、こだわった条件検索などは必要ありません。必要最低限の機能で、すぐに予約が取れることの方が圧倒的に重要です。その要望にTsugiTsugiはフィットしていると思います。

対面での営業活動が増えてきた今こそおすすめ、他部署メンバーの利用も検討中
‐具体的な活用事例があれば教えてください。
根岸様:北海道在住のセールスマネージャーは、東京での展示会やクライアント訪問の際に頻繁にTsugiTsugiを活用しています。展示会の予定が決まるとすぐTsugiTsugiで宿泊施設を予約し、計画的に出張手配を進めていますね。コツは「出張が決まった段階ですぐにTsugiTsugiをチェックすること」だそうです。
‐今後、TsugiTsugiをどのように活用していきたいですか?
根岸様:営業以外の部署でも出張があるため、活用してもらえるような体制を整えていけたらと考えています。現在は主に営業メンバーを中心とした5~6名が利用していますが、展示会における出張ではプロジェクトマネージャーやエンジニアなどが同行することもあります。そうした場面にも活用できるよう、他の部署にも柔軟に使ってもらえるようにしていきたいですね。
‐TsugiTsugiはどのような企業におすすめできますか?
根岸様:弊社のような、働き方が柔軟で、アーリーステージのスタートアップ、特にこれから営業活動を本格化させ、セールス組織を立ち上げ始める企業におすすめです。営業やクライアント先訪問で出張の多いスタートアップにとって、効果的なツールになると思います。
(取材日:2025年4月)